常用字解、基本的な字形の説明一覧・文字資料              ======== 「基本的な字形の説明一覧」(あいうえお順) ・あしへん  足(あし・たりる・じゅうそくのそく)の変形。 口(くち・くでんのく・こうくうのこう)の下に続けて止(とめる・やめる・きんしのし)の変形。(きんしのし)の下線が右上がりの形。 ・あみがしら あみがしら  目(め・めじるしのめ・もくてきのもく)を横にした象形。 あみがしら  网(とりあみ・ぎょもうのしょうけいのぼう) えん構えの中にカタカナのメを横にふたつ並べた形。 ・うかんむり 宀(うかんむり・やねのいのべん)の形。 カタカナのウの変形。カタカナのウの右側の下がりが短い形。 ・うけばこ 凵(うけばこ・まがごとのきょうのかまえのかん)の形。 くにがまえの上の辺を除いた形。左下角、その右側に縦棒、縦棒の下端と左下角の右端は接している。 ・うしとらのこん 艮(うしとら・とうほくのほうがくのこん)の形。 日(ひ・じつげつのじつ・にっぽんのにち)の左側の縦棒を下に伸ばしてその下端を右上に撥ねる。(にっぽんのにち)の下に小さいカタカナのノ、ノの左端につくように(にっぽんのにち)の下から右下へ払う線。良(よい・まことに・ぜんりょうのりょう)の上の部分の白(しろい・びゃくだんのびゃく・こうはくのはく)の代わりに(にっぽんのにち)の形。 ・えとのたつのしん 辰(えとのたつ・ぼしんせんそうのしん)の形。 厂(がんだれ) の中に 漢数字の二 、その下に続けて衣下の略体。衣下の略体はカタカナのレ、その右側に短いカタカナのノ、ノの左先につくように右下にはらう線。 ・えとのとりのゆう 酉(えとのとり・しんゆうかくめいのゆう)の形。 西(にし・かんさいのさい・せいほうのせい)の 口(くち・くでんのく・こうくうのこう)の中、下方に漢数字の一を置いた形。 ・えんがまえ 冂(えんがまえ)の形。縦棒の上に付けて右上角、その先を左上に撥ねる。 ・えんにょう 廴(ながくひきのばす・えんにょうのいん)の形。 カタカナのフ、その下に続けて縦長のフ、縦長のフに交差させて左から右下に延ばした斜めの線。 ・おいかんむり 老(おいる・ふける・ろうじんのろう)からカタカナのヒを除いた形。 土(つち・ふうど・きょうどのど)の右上から(きょうどのど)の下の横線に交差して大きなカタカナのノ。 ・おおざと 縦棒の右側上から中程につけて、ひらがなのろの形。こざとへんと同形。 ・酋(おさ・かしら・しゅうちょうのしゅう) 漢数字の八の旧字形の下に酉(えとのとり・しんゆうかくめいのゆう)。(えとのとりのゆう)は西(にし・かんさいのさい・せいほうのせい)の 口(くち・くでんのく・こうくうのこう)の中、下方に漢数字の一を置いた形。 ・かくしがまえ 匸(おおう・かくす・かくしがまえのけい)の形。 漢数字の一 その左端につけて左下角。はこがまえと同形。 かくしがまえは「医(くすし・いやす・いしゃのい)」・「区(くぎる・くわけ・ぎょうせいくのく)」・「匿(かくす・かくまう・いんとくのとく)」など。 ・かたへん 片(かた・ひら・だんぺんのへん)の形。 ・がつへん 歹(しかばねのしょうけい・がつへんのがつ)の形。 漢数字の一の下に続けてカタカナのタ。 ・瓦(かわら・がれき・れんがのが) 漢数字の一の下に右斜めの縦棒、縦棒の下端につけて右上がりの線、右斜めの縦棒につけて右上角、末端を右側に曲げて上にはねる。右上角の中に点。 ・がんだれ 厂(きりたったがけのしょうけい・がんだれのかん)の形。 漢数字の一の左端につけて垂れ。 ・ぎょうがまえ 行(ゆく・おこなう・こうどうのこう)を左右に開いた形。 ・艸(くさ・くさのはのしょうけいのそう) 屮(くさのめばえ・てつがのてつ)を横に二つ並べた形。(てつがのてつ)はうけばこに重ねて縦棒の形。 ・くさかんむり カタカナのサの変形。短い縦棒を横に2つ並べ、そこに重ねて漢数字の一。 ・くにがまえ 囗(ぜんたいをかこむ・くにがまえのい)の形。 口(くち・くでんのく・こうくうのこう)を一回り大きくした形。 ・けものへん 短いカタカナのノに重ねてやや右側に丸みのある曲、曲線の下端を左上に撥ねる。曲線の中ほどから左側へカタカナのノ。 ・こざとへん 縦棒の右側上から中程につけて、ひらがなのろの形。おおざとと同形。 ・ころもした 衣(ころも・きぬ・いふくのい)から(なべぶた)を除いた形。 (なべぶた)を除いた形は カタカナのノの中程に付けてカタカナのレ、その右側に短いカタカナのノ、左側のカタカナのノの頭から、短いカタカナのノの左先につくように右下にはらう線。 ・ころもへん  カタカナのネの右側の点の更に右上から小さいカタカナのノ。ノの先が点に接する形。 ・さんずい 点を縦に二つ、その下に右上がりの線。 ・さんづくりのさん 彡(さんづくり・うつくしいかざりのさん)の形。 カタカナのノを縦に3つ並べた形。 ・しかばね 尸(しかばね・かたしろ・しかばねかんむりのし)の形。 やや横長のカタカナのコの左側につけて垂れ。垂れはカタカナのコの上の横線の左端から下がる形。 ・したごころ 小(ちいさい・おがわのお・だいしょうのしょう)の右側に更に点を付けた形。 ・したみず 水(みず・うすい・すいりゅうのすい)の変形。縦棒の左側がにすいの形。 ・しめすへん カタカナのネの形。 旧字形では 示(しめす・みせおしえる・ていじのじ)の形。 ・しんにょう 点の下に頭に鉤のあるカタカナのノ、ノの末端から右横に線を延ばした形。 ・すいにょう 夊(あしがおもい・あしがすすまない・すいにょうのすい)の形。 カタカナのクの一画目の外側からク全体に交差させて 頭に鉤のある右下に延ばした線。 (すいにょうのすい)の変形は カタカナのクの一画目の内側上部につけてクの二画目の右斜めの線に交差させて右下にのばした線。 ・つくえ 几(つくえのしょうけい・きちょうめんのき)の形。 やや右斜めの縦棒、その上に付けて右上角、その下端を右上に撥ねる形。 ・つつみがまえ 勹(ものをつつむしょうけい・つつみがまえのほう)の形。 小さいカタカナのノの右側中ほどにつけて右上角、その下端を左に撥ねる形。 ・つめ 爪(つめ・つまさきのそう)の形。 カタカナのノの先に付けてやや右斜めの縦棒、その右側、ノの中ほどに付けて縦棒、その右側、ノの右寄りに付けてやや左斜めの縦棒。 ・てへん 短い漢数字の一に重ねて縦棒、縦棒の下端を左上に撥ねる。縦棒の中ほどに重ねて右上がりの線。 ・とかんむり 戸(と・いわとのと・こせきのこ)の形。 ・とまたのぼく 攴(とまた・うちすえるかたちのぼく)の形。 卜(うらなう・ぼくちょう・ぼくせんのぼく)の下に 又(また・みぎてのかたちのゆう)、(ぼくせんのぼく)はカタカナのトの形。 ・なべぶた 短い縦棒の下に続けて漢数字の一。 ・にすい 点の下に右上がりの線。 ・にんべん カタカナのイの形。 ・のぎへん 禾(のぎ・むぎのほ・かこくのか)の形。 カタカナのノの下に続けて木(き・なみきのき・ぼくせきのぼく・じゅもくのもく)。 ・のごめ 釆(けもののあしあと・のごめのはん)の形。 カタカナのノの下に続けて米(こめ・しんまいのまい・べいはんのべい)。 ・のぶんのぼく 攵(のぶん・うちすえるかたちのぼく)の形。 ノ一の下に続けて乂(かる・はもののこうさしたかたち・ばつじるしのがい)。   ・はこがまえ 匚(はこがまえ・しかくくかこむのほう)の形。 漢数字の一 その左端につけて左下角。 ・はちがしら 漢数字の八の形。 ・はつがしら 癶(はねあがるしょうけい・はつがしらのはつ)の形。 カタカナのフの斜めの線の上につけて点をひとつ、右側にフの角から伸ばした左斜めの線の上に小さいカタカナのノを二つつけた形。 ・ひとあし(にんにょう) 儿(ひとあしのじん)の形。 やや右斜め縦棒 その右側に左下角 その末端を上に撥ねる形。 ・ふしづくり  卩(ひとがひざまづくかたち・ふしづくりのせつ)の形。 縦棒の上に付けて右上角、その下端を左上に撥ねる形。 ふしづくりの変形は、左の縦棒が右に曲がって上に撥ねる形。 ・ふゆがしら 夂(したむきのあしあと・あしがおそい・ふゆがしらのち)の形。 カタカナのクの一画目の内側上部につけてクの二画目の右斜めの線に交差させて右下に延ばした線。 ・又(また・みぎてのかたちのゆう) カタカナのフの横線の下から斜めの線に重ねて右下に払う線。 ・まだれ 广(いえのやねのしょうけい・まだれのげん)の形。 なべぶたの左端につけてたれ。 ・巫(みこ・めかんなぎ・ふげきのふ) 工(たくみ・だいくのく・こうぎょうのこう)の縦棒の左右に人(ひと・にんげんのにん・じんこうのじん)を置いた形。 ・邑(むら・ちほうのしゅうらく・ゆうきょのゆう) 口(くち・くでんのく・こうくうのこう) の下に 巴(ともえ・パリのパ・はたんきょうのは)。(はたんきょうのは)は、日(ひ・じつげつのじつ・にっぽんのにち)を横にした形の左縦棒に続けて左下角、その末端を上に撥ねる形。 ・やまいだれ まだれのたれの左側につけてにすいの形。 ・りっとう 短い縦棒 その右側に長い縦棒、その下端を左に撥ねる。カタカナのリを縦長にした形。 ・るまたのしゅ 殳(ほこ・ほこをてにもつかたち・るまたのしゅ)の形。 几(つくえのしょうけい・きちょうめんのき)の下に 又(また・みぎてのかたちのゆう)。(きちょうめんのき)はやや右斜めの縦棒、その上に付けて右上角、その下端を右上に撥ねる形。 ・れっか 点を横に4つ並べた形。 ・わかんむり 冖(おおうかたち・たなびくかたち・わかんむりのべき)の形。 カタカナのワの変形。カタカナのワの右側の下がりが短い形。 以上。