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漢点字の散歩(32)
                    
岡田 健嗣

                ご挨拶


 本会の機関誌でありますこの『うか』は、昨年8月発行の93号を以て休刊しておりましたが、この4月に、94号を発行する運びとなりました。偏に読者の皆様のご支援と、本会会員のご支持の賜と、心より御礼申し上げます。
 休刊に至りました事情につきまして、既にご承知の方も多いことと存じますが、簡単に申し上げます。
 この間の事情と申しましても、全て私一人に関わる事情です。
 年来の病でありました僧帽弁閉鎖不全が、発見から8年を経て、いよいよ心不全の候を表すようになりました。主治医のお奨めとご紹介で、横浜の港赤十字病院の循環器外科を受診し、昨年9月、手術を受けました。
 その結果軽い心房細動は残りましたが、血液の心室から心房への逆流はなくなり、心筋への負担を軽減することができて、心不全の進行を留めることができました。執刀して下さいました田淵典之先生のお話です。先生を初め多くの先生方、ICU並びに病棟のスタッフの皆様には深く御礼申し上げます。また同様に、もとよりお世話になっております社会保険・横浜中央病院・循環器内科の小堀先生を初めとする先生方並びにスタッフの皆様にも、深く御礼申し上げますとともに、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 そんな次第で本誌の発行も、予定していた昨年10月、12月、そして明けて2月の3回分を、休刊させていただきました。本会の活動をご支援下さっておられる皆様には、誠に申し訳なくお詫び申し上げます。
 術後半年を過ぎ、当初の回復は私の心づもりとは違って余談を許さない状態もありましたが、現在ではほぼ通常の生活を送れるようになりました。そこでそろそろ「うか」も、復活してもらおうと思うようになりました。
 発刊の計画としては、以下のように考えております。

 94号(本号)、2013年4月。
 95号、2013年7月。
 96号、2013年10月。
 97号、2014年1月。

 以上のように、季刊の発行とさせていただきます。

 昨年秋は私は休養を取らせていただきましたが、本会(横浜並びに東京)の会員は、活動を日常的に継続して下さいました。毎年横浜の中央図書館に納入しております漢点字書も、無事納めることができました。これは誠に会員一人一人の実力の為せる業と申しても過言ではございません。
 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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